巣を作られてしまうと厄介なのがスズメバチです。
田舎では特にスズメバチに困っている人が多いのではないでしょうか?
自分で巣を駆除するのは危険ですが、巣を作られないようにする方法ならあなたでもできます。
またスズメバチを駆除しやすい時期、危ない時期もありますので、そのあたりを含めたスズメバチ退治の方法をお話しします。
スズメバチの駆除にいい時期、悪い時期
スズメバチ駆除に一番いい時期は4月~5月までです。
ちなみに冬(12月~)の期間はスズメバチは活動しません。
くわしく説明します。
春になり、土の中や朽ちた木から目覚めた女王蜂が小さめの巣を作ります。
そこから働き蜂が生まれ、巣作りを引き継ぎどんどん巣を大きくしていきます。
ここからは女王蜂は巣を作ることはせず働き蜂を産むことに徹するので、働き蜂がたくさん増えてくることになります。
なので、駆除するなら女王蜂が巣を大きくする前がベストなのです。
逆にスズメバチ駆除に危ない時期は6月以降。
特に秋です。
6月はもうたくさん生まれた働き蜂が飛び回っているので、駆除には危険が伴います。
そして秋は巣が一番巨大化してスズメバチの数が最大になる時期。
さらに、幼虫のエサとなる虫の数が減ってきてしまうので、働き蜂たちはストレス状態でより危機なのです。
またこの頃になると巣の中で新しい世代を作る、女王蜂とオスの蜂が生まれています。
それが成長して巣立つのが秋なのですが、他の種類のオオスズメバチが巣を襲ってくる時期でもあるのです。
こんな時期はスズメバチは非常にデリケートになっているので専門家にお願いした方が良いです。
自分でできるスズメバチ駆除方法
さて自分でスズメバチ退治ができるのが4月~5月までとわかったところで、さっそく駆除の方法を教えましょう。
ペットボトルを使った罠を仕掛けます。
誘引剤(スズメバチを引き寄せる液体)を作ってペットボトル内におびき寄せ、捕獲します。
スズメバチペットボトルトラップの作り方
・ペットボトル 2リットルサイズ
・誘引剤(ペットボトル1本分)
・酒 300mL
・酢 100mL
・砂糖 125g
【手順】
1.ペットボトルの上部に「H型」に切れ目をいれます。
全体の大きさは2cmくらいの正方形。
2.「H型」の切れ目の上部を外側に折り曲げ、雨よけの屋根のようにします。
下側は内側・外側どちらに曲げてもOKです。
3. 4か所くらい同じ入り口を作ります。
4. ペットボトルの首の所を紐で縛り完成。
5. 酒、酢、砂糖を混ぜて作った誘引剤をペットボトルの中に入れます。
6. 念のため「スズメバチきけん!さわらないで!」と注意書きを書きましょう。
スズメバチペットボトルトラップの設置場所
スズメバチはあまり建物に近づかないので、ベランダや軒下ではペットボトルの罠の効果が発揮できません。
庭の木の日陰になるような部分で、2mくらいの高さのところへ設置してください。
子供が触れない高さにしましょう。
正しい時期に設置することによって、スズメバチの危険から守ることができます。
設置する場所も高いので、十分に気を付けてください。
スズメバチペットボトルトラップの注意点
たくさんスズメバチが捕獲できると、誘引剤の効果が減りますので定期的に変えましょう。
2週間くらいが目安です。
死んだスズメバチにも毒があるので針が刺さらないよう気をつけて処理してください!
6月以降、秋にペットボトルの罠を仕掛けると、わざわざ自分の家の方に無数のスズメバチをおびき寄せてしまうことになりますから設置期間は守ってください。
とっても怖いことになるので注意!
危ない時期は専門の駆除業者に依頼
4月~5月以外の時期にスズメバチをよく見かけるようになったら家の近くに大きなスズメバチの巣があるかもしれません。
自分で駆除するのは危険ですので専門業者に依頼しましょう。
お住まいの地域の市役所や保健所に問い合わせると相談にのってくれます。
ちなみに・・・
スズメバチに刺されると「アナフィラキシーショック」というアレルギー反応を起こします。
刺された箇所がパンパンに腫れあがり、じんましんや吐き気、呼吸困難など短時間で劇的な症状を起こしてしまうことがあり、時には死に至ることもあります。
なので危険な時期は絶対に自分で撤去しようなんてしないでください!