田舎には「消防団」なるものがあります。
その名のおり、火事が出たら消火活動を行う組織です。
この消防団とは?退職金や報酬はあるの?メリットデメリットを紹介します。
田舎の消防団って何?
「消防団?それって消防署のこと?」
という声が聞こえてきそうですが、違います。
消防団は完全な一般人の組織で、消防署員のように公務員ではありません。
田舎に来て、最初は僕も驚きました。
各地区ごとに消防団の団所があり、1台消防車があります。
近くで火事があった場合、
消防団員は自分が仕事中だろうが、夜中だろうが火災現場に駆けつけ、消火活動をするのです。
会社や周りの人達にも、
それは認められていて、火災があると仕事中でも堂々と出動して行きます^^
地域によって違うかもしれませんが、18歳~35歳ぐらいまで。
女性もOKです。
年々団員は減少しているらしいのですが、随時募集をしています。
あなたがもし、これくらいの年代なら、田舎に引っ越せばきっと1度は勧誘に来ますよ(笑)
もちろん本物の?消防署もあるのですが・・・
元々昔、田舎には近くに消防施設がなく、
災時でも駆け付けるまでに時間がかかったわけです。
だから自衛するために消防団を作ったのではないかと思います。
田舎だからこその大昔からの伝統的な組織なのです。
消防団員の報酬や退職金は?
消防団は、実は完全なるボランティアじゃありません。
厳密には「非常勤特別職の地方公務員」扱いになります。
なので報酬が貰えます。
団長クラスで年額8万円ぐらい
一般団員で年額35000円ぐらい
※ 自治体によって違うと思います
しかしながら実情は、
ほぼ個人に渡ることなく、消防団の運営費に消えていくようです・・・
実質、ほぼ報酬はゼロです。
唯一、退職金は個人に渡るようです。
目安となるのがこちら(自治体によって違うと思います)
そもそも報酬や退職金目当てで消防団に入る人はまずいません。
健全なる地域貢献の精神を持った人達の団体なのです。
消防団員のメリットデメリット
金銭的メリットはまったくありません。
しかし消防団での人脈は、
生活的にもビジネス的にもメリットになると思います。
消防団のメリットはこの「人脈」に尽きるでしょう。
学生時代の運動部、部活動のようなつながりです。
逆にデメリットは、時間の拘束です。
消防活動はもちろん、練習、演習やりますからね・・・
自由時間を引き換えにして、人脈や貢献の精神が上回るか?
に尽きるでしょう。
ここ数年、消防団員は減少の一途をだどっています。
なので現在は消防団員を確保することに力を入れています。
田舎に引っ越すと、まず勧誘が来るかも?と思っておいてください^^;