田舎には、地域ごとに「自治会」なる組制度が根強く存在します。
実はこれが厄介で面倒なんです。
田舎の自治会は入らない方がいいのか?
メリットとデメリットを紹介しますね。
田舎の自治会・組制度は入らない方がいいのか?
田舎に住むと、アパートやマンション暮らしじゃない限り、半強制的に自治会の勧誘が来ます。
自治会に入ると、まず入会金と月々いくらかの会費を支払うことになります。
また、月イチでの会合、地域の清掃活動、などの行事にかりだされます。
そしてそのうち「役」なるものも任命され、その仕事も増えるわけです。
移住する人にとっては少々面倒な存在です。
が地元の人にとっては、入ってもらいたいのが本音です。
自治会に入ったほうがメリットが大きいです。
人脈が一気に広がります。
田舎暮らしを楽しむには人脈があった方が断然有利!
面倒な仕事も多くなりますが、それ以上の恩恵があります。
とんでもない山奥にポツンと暮らす以外なら自治会へ入りましょう。
田舎暮らしの幅が広がりますよ。
田舎の自治会・組制度のメリットとデメリット
これは僕の個人的な意見が入ります。
僕にとってメリットだと思うことがあなたにとってはデメリットかもしれませんからね・・・
自治会に入ると、こういう事がある。
という認識でいてください。
田舎の自治会・組制度のメリット
・何かあれば助けてもらえる
・地元の情報が入るようになる
・地元農家のおすそわけがもらえる
・子供さんは友達が早くできる
田舎暮らしを楽しめる要素が増えます。
田舎の自治会・組制度のデメリット
・地元の集団作業に参加
・自治会内の役があてがわれる
・自治会内の冠婚葬祭は強制参加
毎月数千円の自治会費がかかり、拘束される時間が増えます。
しかしながら、自治会に入ったからこそ、
人脈が増え、仕事がやりやすくなり、
旬の食材が手に入り、
耕運機貸してもらえたり、
畑のやり方教わったり、
釣りのポイントや
キノコの採れる場所を知り、
安い建築屋さん教えてもらえたり・・・とにかく書ききれません。
個人的にはデメリットを打ち消すだけのメリットがあると思っています。
面倒な田舎の自治会活動の一例
僕のところの自治会での具体的な活動を紹介しますね。
毎月の会合
毎月決まった日に集まり、連絡事項や協議などをします。
この時に自治会費を納めます。
自治会内には、例えば
総務部・厚生部・育成会・環境衛生などの役職があります。
この役職の人は、この役職だけの集まりが役場であります。
道つくり
田舎の地域ごとにある自治会の活動のひとつです。
「道つくり」と呼んでいます。
年に2回あります。
早朝からみんなで集合して、それぞれ分担の地区内で共有道の整備、清掃をします。
年に数回おこなわれますが、原則的には全員参加。
参加しない家には「出不足金」といわれるお金を自治会に払わなきゃいけません。
河川清掃
「道つくり」とほぼ同じで、これの河川版です。
やはり不参加者は出不足金を支払います。
年に2回あります。
空き缶回収
資源ゴミのリサイクルを目的とした活動です。
自治会活動というよりは、主体は小学校や中学校で、その手伝いになります。
地元神社のお祭り
僕の地域には年に一度の神社のお祭りがあります。
餅を用意したり、神主さんを呼んだりとかなり大きなお祭りになります。
その後に行われる親睦会も大きな行事のひとつで、自治体参加世帯全員が集まって、テントを張り焼肉をやります。
避難訓練
9月1日に町全体で行う活動です。
自治会に加入していない人は、参加しなくてもいいのですが、もしもの災害時などは、やはり自治会に所属していると心強いです。
会所の清掃
年に2回、毎回当番が決まっていて、順番に回ってきます
正月のどんど焼き
正月飾りや古くなったお札、お守りなどを集めて、山のようにして燃やします。
田舎の正月の風物詩です。
ただし、この準備が大変です・・・
最後にもう一度、結論を言いますね。
またこの自治会とは別に「消防団」という田舎ならではの組織もあります。